4つの研究力

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食品素材研究

独自の精製技術で
困難な栄養成分の抽出を実現

小麦ペプチドの研究をはじめ
精製技術を蓄積

長年の研究によって、小麦には多くの栄養成分が詰まっていると明らかになっても、その中から特定の成分を取り出すことはそう容易なことではありません。たとえば筋損傷抑制効果のある小麦ペプチドは、小麦グルテンを酵素で加水分解することで抽出されます。その際、ただバラバラに分解すればいいわけではなく、特定のペプチドの構造に分解しなければなりません。そうした栄養成分を抽出する精製技術も、長年の研究で蓄積してきました。

小麦ペプチドの研究をはじめ精製技術を蓄積
過去の開発をヒントにタマネギアリインの特許製法を生み出す

過去の開発をヒントにタマネギ
アリインの特許製法を生み出す

食卓で馴染み深く、健康食材として知られるタマネギ。皮に含まれるサラサラ成分などが有名ですが、日清ファルマが着目したのは、中高年世代の活力をサポートする成分「タマネギアリイン」。ところが、この成分はタマネギを切ったり、加熱したりすると、途端に別の物質に変化してしまいます。試行錯誤を重ね、独自の特許製法を開発、高濃度で抽出することに成功しました。このときヒントになったのが、小麦ペプチドの精製技術でした。他の食品素材の栄養成分の抽出でも、積み重ねてきた研究の知識と実績が生かされているのです。小麦から始まった栄養成分研究の健康への可能性はこれからも広がっていきます。

※ 特許第 6030119 号(発明の名称: 含硫アミノ酸含有組成物)

過去の開発をヒントにタマネギアリインの特許製法を生み出す